アルニコ日記 〜さよなら、お酒。ついでに煙草も。〜

これは酒と煙草を絶ち切らざるを得なくなった、哀しくも可笑しいアラフィフ男の日記である。

晴天の霹靂 いや、ヤッパリか 3

新年早々受診した精神科で、

臨床心理士のお姉さんとの闘いを終え、

いよいよ医師の診断。

今度は軽くいなし、とっとと帰ろう。

そして。


診察室に入ると女医さんから、

先ほど臨床心理士のお姉さんから

受けた質問と同じ様な事を問診。

手元には臨床心理士のお姉さんが入力した、

オレの酒にまつわる話を印刷した資料が。

さらに突き詰めて質問されるや、

さっき迄の軽くいなして帰る魂胆が

あたかも砂の様に崩れていき、

スッカリ女医さんのペースに。

臨床心理士のお姉さんより、

ハッキリ言って数10倍手強いです。


質問攻撃も週なを迎え、

「昼からお酒を飲んだ事は?」

「お酒を飲んで車を運転した事は?」

「お酒を飲んで家族に迷惑をかけた事は?」

「二日酔いの時、迎え酒をした事は?」

等々ボディブローの様な攻撃が。


全ての質問が終わった後、

幼稚園の子が見ても解る様な

まるで絵本の様なテキストを広げ、

オレの回答結果と赤く彩られた

アルコール依存症』の合致した様を示し、

「全ての項目が該当してますね」

「診断結果、アルコール依存症ですね」

と審判が下されたのでした。


「ガーン!そんなアホな!?」

「いきなり何を仰るのか、この先生は」

と事実を認めたくない気持ちと裏腹に、

「ヤッパリなぁ。

兄弟の言うてた事当たってたんや」

「もうアル中やと認めて楽になれ!」

と言う気持ちがグングン大きく。


こうして自分でアルコール依存症だと認め、

半分ヤケッパチながら善後策をとる事に。


(つづく)